100万人のキャンドルナイト
大地を守る会では、沢山の環境運動に取り組んでいます。
「100万人のキャンドルナイト」は大地を守る会が事務局を努めています。
2001年、カナダで1ヵ月に一基ずつ原子力発電所を建設するというブッシュ大統領の政策に反対するために行われた「自主停電運動」を見て、明治学院の大学教授である辻さんが「日本でもやってみよう」と思いついたのが「100万人のキャンドルナイト」のはじまりです。
辻さんは、「大地を守る会」の藤田さんに声をかけ、藤田さんは「大地を守る会」を中心に「キャンドルプロジェクト」を実施しました。
「100万人のキャンドルナイト」は、ある一定の時間にみんなで電気を消して、キャンドルで過ごしましょうというものです。
今年、2008年は、夏至の日、6月21日の夜の8時から10時の2時間が予定日です。
この「100万人のキャンドルナイト」の目的は、地球温暖化の防止になることを一番に叫ぶものでもなく、無理して普段使う電気の全てをやめようというものでもありません。
1年のうち2時間全国あるいは全世界の人がキャンドルの明かりで過ごす日があってもいいんじゃないだろうかというあたたかい目的をもってつくられたものです。
自然の光だけで過ごすことにより、少し日常から離れてみると今まで見えなかったものが見えたり、聴こえなかったものが聴こえてきたりするかもしれません。
キャンドルのあかりでお茶を入れたり、両親や恋人と夕飯を食べたり、こどもたちに絵本を読んであげたり、アロマキャンドルでお風呂に入ったり、ひとり静かにキャンドルのライトを見つめたりと、過ごし方は自分次第です。